音楽療法って本当に効果ある?発達支援における科学的根拠まとめ
📘 音楽療法とは?その目的と注目される理由
「音楽療法」という言葉を耳にしたことはありますか?お子さんの発達支援に音楽を取り入れる方法として注目されていますが、「本当に効果があるの?」と感じるママもいるかもしれません。音楽療法とは、簡単に言うと音楽の力で心と体の発達をサポートする療法です。専門の音楽療法士が、歌や楽器、リズム遊びなど音楽活動を通じてお子さんのコミュニケーション能力や情緒面、身体能力などの向上を目指します。
実はこの音楽療法、発達障がいのある子どもたちへの効果について近年科学的な研究が進んでおり、世界的にも注目が高まっています。例えば自閉症など発達障がい児を対象とした複数の研究で、社会的コミュニケーション能力の改善、言語スキルの向上、さらには脳内ネットワークの活性化が示されたとの報告があります。
🎵 科学が認める音楽療法の効果
では具体的に、音楽療法にはどんな効果があるのでしょうか。研究によって明らかになっている主な効果を見てみましょう。
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認知機能の向上:
音楽に合わせることで注意力や記憶力が高まり、学習に必要な集中力が育まれます。音やリズムを聞き分ける体験が、脳の働きを活性化します。
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情緒面・社会性の発達:
音楽に乗せて気持ちを表現することで感情表現が豊かになり、自己肯定感が高まります。また、親子や先生と歌ったり演奏したりする中で共感する力やコミュニケーション力も育ちます。
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運動機能の向上:
リズムに合わせて体を動かしたり手を叩いたりすることで、リズム感が養われます。楽器演奏は手先の器用さや全身の協調運動を促し、感覚統合の発達にもつながります。
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言語の発達促進:
歌を歌うことは発声や発語の練習になり、言葉の語彙が増えやすくなります。音楽と言葉を組み合わせることで、言語理解と表現の力が伸びていきます。
このような効果は専門家の研究によっても確認されており、発達障がいを持つ子ども達にも幅広いメリットをもたらすことが期待されています。実際、「音の高低やリズムなど様々な音楽要素が脳の異なる部位を刺激し、神経回路を強化して新しいシナプス(神経のつながり)を作り出すことで、認知・情緒・運動機能の発達を促す」という報告もあります。つまり音楽療法は、楽しい活動の中で脳と心身に働きかけ、お子さんの発達を助ける科学的根拠があるのです。
音楽が発達をサポートする理由
なぜ音楽がそこまで発達に良い影響を与えるのでしょうか。その理由は、音楽が人間の脳や心に与える特別な働きにあります。人は音楽を聴いたり演奏したりするとき、脳の広い領域が同時に活性化します。メロディー(高い音・低い音)とリズムを処理する部分は異なるため、音楽は脳全体にバランス良く刺激を与えることができます。
例えば、お子さんが大好きな童謡に合わせて体を動かすとき、耳で音程を聞き分け(聴覚・認知)、歌詞と言葉の意味を理解し(言語)、体を動かし(運動)、楽しいねと笑い合う(情緒・社会)——このように一度に様々な発達領域を刺激できます。音楽はまさに総合エクササイズのようにお子さんの成長を後押ししてくれるのです。
さらに音楽には心を落ち着ける効果や気分転換の効果もあります。好きな歌を聴くと機嫌が良くなったり、リズムよく体を動かすとストレス発散になったりするのは大人でも感じることですよね。お子さんにとっても、音楽は楽しみながら自己表現できる安全な手段となり、不安や緊張を和らげてくれるでしょう。
家庭でできる簡単な音楽あそび
音楽療法と聞くと専門的に感じるかもしれませんが、家庭でも簡単に音楽の力を取り入れることができます。おうちで今日から試せる音楽あそびの例をいくつかご紹介します。
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リズム遊び:
手拍子や太鼓で「ドン・ドン・パッ」といった簡単なリズムを一緒に叩いてみましょう。ママが叩いたリズムをお子さんにまねしてもらったり、交代でリズムを作ったりすると、楽しみながら注意力や模倣力が育ちます。
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音楽に合わせてストップ&ゴー:
音楽をかけて一緒に踊り、音楽を止めたらピタッと止まる遊びです(いわゆるフリーズゲーム)。曲が止まったことに気づいて動きを止める練習は、聴く力や衝動のコントロールにつながります。童謡でもポップスでも、お子さんの好きな曲でOKです。
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一緒に歌ってコミュニケーション:
簡単な歌を親子で歌ってみましょう。言葉がはっきりしなくても、リズムに乗せて発声することで発語の練習になります。歌詞に合わせてジェスチャーをしたり、歌の合間に「上手に歌えたね!」と声をかけてあげたりすると、達成感と自己肯定感も育まれます。
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手作り楽器で演奏会:
ペットボトルにビーズやお米を入れてシャカシャカ振れば手作りマラカス、空き箱に輪ゴムをかければギターのような音が鳴ります。お子さんと一緒に楽器を作って演奏ごっこをすることで、創造力や指先の巧緻性も養われます。出来上がったら是非家族でミニコンサートを開いてみてください。
これらの音楽遊びは、特別な道具や専門知識がなくても今すぐ始められます。お子さんのペースに合わせて無理なく楽しむことが大切です。「うまくやらせる」ことより「一緒に楽しむ」ことを意識して、ぜひ親子で音楽の時間を持ってみてくださいね。
音楽療法と普通の音楽教室の違い
ところで「音楽療法」と普通のピアノ教室やリトミック教室は何が違うのでしょうか。同じように音楽を使うので混同しがちですが、実は目的とアプローチが大きく異なります。
📘 音楽療法はオーダーメイドの「療法」
音楽療法は医療や福祉の分野で位置づけられる療法です。日本音楽療法学会では、音楽療法を「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の軽減・回復、機能の維持・改善、生活の質の向上、問題となる行動の変容に向けて、音楽を意図的・計画的に使用すること」と定義しています。簡単に言えば、お子さん一人ひとりの発達上の課題(例: 言葉の促しや情緒の安定、人とのやりとりの練習など)に合わせて目標を立て、それを音楽活動で達成していくプロセスです。
音楽療法では、セラピストが事前にお子さんの発達状態や特性を評価し、個別の目標を設定します。そしてその目標に沿ってセッション(活動内容)を組み立て、一定期間ごとに効果を評価して必要に応じてプログラムを調整します。いわば「評価 → 目標設定 → 実践 → 振り返り」を繰り返しながら、お子さんの成長を促していくサイクルになっているのです。
🎵 リトミックや音楽教室は教育・娯楽
一方、一般的なリトミックや音楽教室は主に教育的な目的で行われます。リトミックはスイス生まれの音楽教育法で、音楽に合わせて体を動かしながらリズム感や表現力を養うプログラムです。すべての子どもが音楽を楽しむことを目的としており、必ずしも個々の発達課題に焦点を当ててはいません。ピアノやバイオリンなどの音楽教室も、楽器の演奏技術や音楽の基礎を習得することが主目的です。
つまり、音楽療法は「発達支援・療育」が目的であり、その子に合わせて柔軟に内容を変えていくオーダーメイドのアプローチです。一方、リトミックや通常の音楽レッスンは「音楽教育・情操教育」が目的で、決められたカリキュラムに沿って集団または個人で行われるものと言えます。もちろん普通の音楽教室でも音楽を楽しむ中で結果的に発達面に良い影響が出ることはありますが、発達障がいのあるお子さんの場合は専門的な配慮があるかどうかが大きなポイントになります。
発達障がいの子も安心できる音楽教室「ソプラノミュージックスクール」
soprano-music-school-chayagasaka.com
「音楽療法のようなアプローチで子どもをサポートしてくれるお教室があれば…」とお考えの方にぜひ知っていただきたいのが、名古屋市千種区・名東区・天白区・長久手市にあるソプラノミュージックスクールです。ソプラノミュージックスクールでは、発達障がいのお子さん一人ひとりに寄り添った個別レッスンを行っています。
講師の先生は2013年より約6年半、放課後等デイサービス(発達障がいのある子どもの放課後支援施設)で指導員として勤務した経歴を持ち、その経験を活かして発達障がいをもつ生徒さんのレッスンを積極的に受け付けています。現在もピアノ・ウクレレ・ドラム・ギター・ベースなど様々な楽器コースに、発達障がいのあるお子さんが多数在籍しており、安心して通える環境が整っています。
レッスンは完全マンツーマン制です。他の生徒さんの目を気にせず、その子のペースに合わせて進められるので、集中が難しいお子さんものびのびと参加できます。例えば落ち着きが続かない場合は無理に椅子に座らせるのではなく、リトミック(音楽に合わせた全身遊び)を取り入れて体を動かしリフレッシュする、といった柔軟な対応も可能です。講師の先生自身が幼稚園でリトミック指導を行った経験もあり、小さなお子さんへのアプローチにも慣れているそうです。
また、「できないところ」に目を向けるのではなく「できること・好きなこと」を伸ばす指導を大切にされています。お子さんの興味関心に合わせて楽器や曲を選び、達成感を積み重ねながら自信を育むレッスンです。音楽の楽しさを感じることを何より重視してくれるので、習い事が初めてのお子さんや特性のあるお子さんでも安心ですね。
よくある質問(Q&A)
Q. 音楽療法で発達障がいが治るのでしょうか?
A. 発達障がいそのものを「完治」させることは難しいですが、音楽療法はお子さんの苦手な部分を補ったり、得意な部分を伸ばしたりするのに役立ちます。コミュニケーションが取りやすくなったり、感情のコントロールがしやすくなるなど、日常生活をよりスムーズにする効果が期待できます。
Q. 普通の音楽教室に通わせるのと何が違いますか?
A. 一番の違いは目的と方法です。普通の音楽教室は音楽の技術習得や情操教育が目的ですが、音楽療法は発達支援(療育)が目的です。音楽療法では専門家が個別に目標を設定し、その子に合わせたアプローチをとります。また発達障がいへの理解があるかどうかも大きな違いです。特性への配慮がある環境の方が、お子さんもリラックスして取り組めるでしょう。
Q. 楽器の経験がなくても大丈夫でしょうか?
A. まったく問題ありません!音楽療法や発達支援の現場では、楽器未経験の子がほとんどです。歌を歌ったり簡単な楽器を鳴らしたりするだけでも効果がありますし、むしろ自由に音を出すところからスタートします。徐々に音に慣れ、楽しさを感じることで自然と取り組めるようになります。
Q. 落ち着きがなくじっと座っていられない子でもレッスンできますか?
A. はい、大丈夫です。むしろ音楽療法の現場ではそういったお子さんが多く参加しています。無理に座らせ続けるのではなく、体を動かすプログラムや休憩を挟むなど柔軟に対応します。リズムに合わせてジャンプしたり、好きな楽器でしばらく自由に遊ぶ時間を入れたりと、お子さんの様子に合わせて進めますので安心してください。
Q. 何歳から音楽療法やリトミックを受けられますか?
A. 基本的には何歳からでも始められます。リトミック教室では2~3歳頃から参加できるところが多いですが、音楽そのものは赤ちゃんでも反応しますよね。乳児期はママが歌ってあげたり、一緒に手遊びするだけでも立派な「音楽あそび」になります。発達支援目的の音楽セッションは、お子さんの集中力が少し続くようになる幼児期(3~4歳以降)から取り入れると効果がわかりやすいでしょう。
おわりに:音楽の力を生活に取り入れてみませんか?
音楽療法の効果について、科学的根拠に基づきながらご紹介しました。音楽はお子さんの発達を支える心強い味方である一方、何より「楽しい」という点が大きな魅力です。お子さんが笑顔で音を楽しむ時間は、ママにとっても幸せなひとときですよね。
発達障がいを持つお子さんの子育てでは悩みも多いかもしれませんが、音楽を上手に取り入れることで新しい成長のきっかけが見つかるかもしれません。もし専門的なサポートやレッスンに興味があれば、ぜひ一度ソプラノミュージックスクールの無料体験レッスンを受けてみてください。個別相談も歓迎しているそうなので、気軽にお問い合わせしてみましょう。
音楽の持つ不思議なパワーを、ぜひ親子で実感してみてください。きっとお子さんの新たな一面や成長を発見できるはずです。そして何より、音楽を通じてお子さんと笑い合える時間が増えることを願っています。
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【関連ページ】
1. 一般社団法人 日本音楽療法学会
「音楽でリラックスや集中力が上がる情報がまとまってます。
千種区のウクレレレッスンに役立つヒントがいっぱいだよ♪」
2. 厚生労働省 – 発達障害に関する情報ページ
「発達障がいの特性や支援のポイントがわかるページ。
千種区のレッスンで自分に合った学び方が見つかるかも。
安心して参考にできるよ!」
3. 音楽療法団体一覧
https://www.ongakunotomo.co.jp/web_content/onryo_hiroba/pdf/dantai.pdf
